FISPack3 説明書
必要最低限の説明書
FISPack3の導入方法
要約すると、FISPack3v0の中身をxopsolt19のフォルダに移動させればOKです。
① 公式からX
operations ONLINE1.9f2を入手します。
※既に持っている場合は省略しても構いませんが、ファイルをデフォルトから入れ替えていると正常に動作しない、一部マップでおかしなモデルが表示される場合があります。
② ダウンロードしたxopsolt19f2.zipとFISPack3v0.zipを展開します。
③ FISPack3v0の中身の「fp30」フォルダ、「FISPack3.0.exe」、「FISPack3.0[Server].exe」を、展開したxopsolt19f2のフォルダの中に移動します。
操作設定・説明
本家から機能が追加、変更したものがあるので注意してください。
特に[WALK(ダッシュ)]と[ZOOM]は使ったほうが有利になる場面があるので使いやすい配置にしたほうが良いです。
マウスホイールクリックを使用するには「¥」(BackSpaceの隣にあるキー)を設定します。
普段使っている設定と分けたい場合、「fp30/user/config.dat」と配置すればそちらのコンフィグを読み込むようになります。
FISPack3では新しいキーボード操作を追加した他に、「fp30/user/config.txt」で解像度などの設定ができます。
config.datの設定
項目名 | 説明 | 備考 |
TURN UP | カメラを上に旋回します | |
TURN DOWN | カメラを下に旋回します | |
TURN LEFT | カメラを左に旋回します | |
TURN RIGHT | カメラを右に旋回します | |
MOVE FORWARD | 前へ移動します | |
MOVE BACKWARD | 後ろへ移動します | |
MOVE LEFT | 左へ移動します | |
MOVE RIGHT | 右へ移動します | |
WALK | 前にダッシュします | ダッシュにはスタミナゲージが残っている必要があり、 ダッシュ中にグレネードを投げると飛距離上昇 |
JUMP | ジャンプします | ondoriで飛ぶのにも使用 |
RELOAD | リロードします | AMMOで弾薬を回復させる場合と、 First Aid KitでHPを回復させる場合にも使用 |
DROP WEAPON | 武器を捨てます | ロボットは弾薬が回復 |
ZOOM | スコープ付きの武器はスコープ使用に切り替わり、 それ以外の武器はズームします |
FISPack3では使用頻度が高い |
FIRE MODE | 短く押す:BURST/SEMIを切り替えます 長く押す:スタミナを回復します |
切り替わるのはバーストモードのある武器のみ スタミナ回復は回復残数がある場合のみ |
SWITCH WEAPON | 現在持っている武器を切り替えます | マウスホイールを動かすことでも可能 |
WEAPON 1 | 可変倍率スコープ使用時、ズームインします 死亡後のカメラ操作では高さが上がります |
マウスホイールを上に回すことでも可能 |
WEAPON 2 | 可変倍率スコープ使用時、ズームアウトします 死亡後のカメラ操作では高さが下がります |
マウスホイールを下に回すことでも可能 |
FIRE | 発砲します 死亡後のカメラ操作ではカメラの移動速度を上昇させます |
ゾンビはNONEでも発砲可能 |
キーボード操作
キー | 説明 |
ESC | ゲームの終了 |
F1 | 押している間チャットログを全て表示します |
F2 | プレイ画面に表示されるHUDを切り替えます |
F3 | 照準を切り替えます。(ANOTHER GUNSIGHTなど)4種+表示なし |
F5~F8 | 「fp30/user/cmd.txt」に設定されたコマンドを実行します |
F9 | チャットログの表示する行数を変更します |
F10 | チャットログなどの文字の表示形式をフォント⇔char.ddsと交互に切り替えます |
F11 | コマンド入力状態にします |
F12 | プレイヤー一覧を表示します |
Enter | チャットコマンドを開始します |
Home | 腕の表示を切り替えます |
←・→ | 死亡後のカメラを生存しているプレイヤーの場所へ番号順に切り替えます(コマンド「view」と同じ) |
↑ | 死亡後のカメラを最新の死亡メッセージのキル側のプレイヤーの場所へ移動します(コマンド「view」と同じ) |
↓ | 死亡後のカメラを最後に視点を移動させた対象の視点に固定します(コマンド「tr」と同じ) |
config.txtの設定
項目 | 説明 |
解像度 | 640×480、720×540、800×600、960×720、1024×768、1280×960、1440×1080の中から選ぶことができます |
腕の表示の初期状態 | Homeボタンで表示される腕をはじめから表示するようにできます |
サウンドの初期状態 | 音声のパンニングを有効にするか設定できます。コマンド「sound」でゲーム中も切り替えることができます |
フォントサイズ | フォントサイズを変更します。文字が小さく見にくい場合などに変更します |
フォント名 | フォント名を変更します。特に変更する必要はないです |
チャットログの記録 | ゲーム開始時からチャットログをtxtファイルに記録するように設定できます。ログは「fp30/user/log/」に保存されます |
ズームの切り替え方式 | ズームの切り替え方式を[ZOOM]ボタンを押し続けている間、押すたびに切り替わる、のどちらかを設定します |
プレイ画面の説明
①HPゲージ:普段はHPと連動した色の変化のみですが、サーバーが設定を有効にしていると変動します。
②スタミナゲージ:[WALK]ボタンでダッシュ時に減少します。
③スタミナ回復の残り回数:[FIRE MODE]ボタンを長押しで回復します。
④射撃モード(※一部武器のみ):バースト射撃が可能な武器のみ表示され、[FIRE
MODE]ボタンを短く押すことで「SEMI」に切り替わり単射できるようになります。
FISPack3の一部紹介
◆ 対戦ルール、操作キャラ
TDM(チームデスマッチ)の他、全員が敵同士のデスマッチルール、一人VS他全員といったルールがあります。
マップ開始時のメッセージや色が違うので、確認するようにしましょう。
マップパターンを追加し、1~3パターン(最大4)まで用意されています。
ポイントなどのマップデータがランダムで選ばれるので、同じマップでも対戦ルールや武器配置などが違ったりします。
暗闇を追加し、視界が狭い暗闇の中で戦うのでストレスがたまります。そのマップが選ばれないように祈ろう!
操作キャラは通常の人間の他、ゾンビとロボットがあります。
ゾンビはNONEでも射程が目前までしかありませんが攻撃することができます。その際に少し前進するので人間より速く移動ができます。
ほとんどの武器は拾うことができませんが、GrenadeとModel700を拾うことができます。
自分がゾンビであると判断するには、NONEの時腕が前に見えるのを確認すれば良いです。
ロボットは武器を捨てることができませんが、予備弾数を[DROP
WEAPON]ボタンで無限に回復させることができます。
また、STATE(FINEなどと表示される部分)が残HPの%表示になります。
◆ ダッシュ
[WALK]ボタンを使うとダッシュすることができます。ダッシュはスタミナゲージが残っていないとできません。
スタミナはダッシュ中以外は自然回復し、スタミナ回復があれば[FIRE MODE]ボタン長押しでも回復します。
スタミナ回復を使うと、一定時間スタミナ消費速度が減少するので通常より長くダッシュできます。
ダッシュ中にGrenadeを投げると通常より大きく飛びます。またその際にスタミナゲージを一定量消費します。
スタミナと回復数はマップごとに違うので注意してください。
◆ 武器・アイテム
武器をいくつか追加しました。
武器によって移動速度、リコイル(画面のブレ)、距離減衰、HS倍率などが変わります。
リコイルは一部武器を除きマイルドにしてあります。
リロードの仕様を変更し、使用した弾数分だけ予備弾数から回復されます。
スコープ付きの武器以外はスコープの代わりにズームが使えます(ADSもどき)。
ハンドガン以外の武器は集弾性などの性能が変わります。
使い方が特殊なものを紹介します。
弾薬箱(AMMO)
[RELOAD]ボタンで所持しているもう片方の武器の弾薬を回復させます。
AMMOの予備弾数が回復可能回数です。
回復(First Aid Kit)
[RELOAD]ボタンで自身のHPを100まで回復させます。
回復中に移動やジャンプをすると回復が中断されます。
回復はSTATEがFINE以外の時に使用可能です。
雄鶏(ondori)
空が飛べます。落下ダメージは受けません。
[JUMP]ボタンを使って飛んだり、空中で[FIRE]ボタンを使って加速したりできます。
ランダム武器
使用するものではないですが、拾うとランダムで武器が手に入ります。
設定次第で何も入っていないこともあります。
コマンドリスト
クライアント用コマンド一覧
コマンド | 説明 |
version | 現在のバージョン情報を表示 |
help | コマンド一覧表示 |
log | チャットログのtxtファイルへの書き込み開始・停止。「fp30/user/log/」に保存される |
sound | 音声パンニングのステレオ・モノラル再生の切り替え |
call [音量%] | バックウィンドウ時マップ開始を知らせる音声を再生するかの設定。引数なしでON/OFF切り替え可能 |
view [プレイヤ番号] | 死亡後のカメラを指定したプレイヤーの場所へ移動。([←][→]キーで代用可) |
tr [プレイヤ番号] | 死亡後のカメラを指定したプレイヤーの場所へ移動し続ける。引数無しで最後に指定したプレイヤーを対象([↓]で代用可) |
envid [プレイヤ番号] | 環境識別値(1.8)の確認 |
say [MSG] | 全体チャット |
tsay [MSG] | チームチャット、死亡者同士のチャット |
wish red | 次マップのチームでREDに希望 |
wish blue | 次マップのチームでBLUEに希望 |
retry | 通信切断エラー時の再接続 |
get [武器番号] | テストマップで指定した武器の入手 |
サーバー用コマンド一覧
コマンド | 説明 |
version | 現在のバージョン情報を表示 |
help | コマンド一覧表示 |
rec | リプレイの記録開始・停止 |
log | チャットログのtxtファイルへの書き込み開始・停止。「fp30/server/log/」に保存される |
hpb | HPゲージの有効切り替え。設定は次マップから反映 |
auto | 自動マップ選択のON/OFF切り替え |
ms [NUM] | 自動マップ選択モードの切り替え。0=ランダム(デフォルト)、1=全てのマップを順番に選択、2=最後のマップを繰り返す、3=次マップをテストマップ、その後はランダム、引数なし=0→1→2→3→で切り替え |
mp [NUM] | マップパターンの固定化、0~3の範囲、引数なしで順番に切り替え。現在はマップパターンが最大4種まで作られていないので、ほとんど0,1だけでWarehouseのみ2がある |
view [プレイヤ番号] | カメラを指定したプレイヤーの場所へ移動 |
addr [プレイヤ番号] | IPアドレスの確認 |
envid [プレイヤ番号] | 環境識別値(1.8)の確認 |
kick [プレイヤ番号] | 対象のプレイヤーをキック |
ban [プレイヤ番号] | 対象のプレイヤーをIPアドレスで規制。最大4人まで可能 |
idban [プレイヤ番号] | 対象のプレイヤーを環境識別値で規制、「fp30/server/banlist.txt」に記録。 |
unban [プレイヤ番号] | autobanで規制されたプレイヤーの規制を解除 |
ub [NUM] | 引数なしで直前にbanしたプレイヤーの規制を解除。[F12]で表示される規制中のプレイヤーの番号を指定するとそのプレイヤーの規制を解除 |
say [MSG] | 全体チャット |
ping [NUM] | PINGが3回続けて指定した値以上だった場合オートキックペナルティが加算される。初期値は900。0から9000の範囲で指定。9000で実質無効 |
dmg [NUM%] | 銃弾による被ダメージを%単位で変更する。引数なしで100%に戻る |
give [プレイヤ番号] [武器番号] | 対象のプレイヤーに指定した武器を与える。 |
その他
環境によってdirectXの2D描写が1ドットずれるようです。本家でも同様の現象を確認しました。気になったら負けです。諦めて慣れましょう。
不具合(追記:18/08/23)
・死亡後のカメラの←→でのプレイヤーの視点切り替えで、→ボタンで11番から次の人の視点に移ると0番ではなく1番の人に移る
・logのtxt書き込み処理中にチャットの通信が入ると、そのログが割り込んで保存されてしまう